今年も年賀状の準備を始める時期がやってまいりました。
めんどうだからとやめてしまう方も増えてきているようですが…
年賀状のやり取りをしている友人の近況も知れたり、たまにしか会えない親戚には近況を報告できたりするのにとてもいい機会ですよね!
私は長年、何の疑問も持たずに既成のデザインから選んできましたが、年賀状にNGなデザインなどあるのでしょうか?
今回は年賀状にNGなデザインについて調べてみました。
年賀状にNGなデザインなんてあるの?
毎年いろいろ考えて、自分の好きなデザイン年賀状を作るのはとても楽しいですよね。
ですが、デザインによっては送る相手を選ぶようにしましょう。
ご家族のいる方は年賀状に家族写真や、子供や赤ちゃんなどの写真を使うデザインが多いと思いますが、相手によってそのようなデザインはNGです。
家族写真の年賀状は勤め先の会社の上司、や取引先などプライベートであまり関わりのない相手に送ると、相手が受け取った際に、「興味がない」「失礼」などと感じてしまうのこともあるで、仕事関係の相手に送るのはNGです。
妊活や婚活中の人、離婚した人や独り身の人などへ送りたい場合は受け取る人の気持ちを思いやり、送るかどうかを考える必要があります。
家族や子供の写真の年賀状を送るのは、仲のいい友人や親戚などプライベートで関わりがある人にしましょう。
ペットのなど動物の写真も近年増えていますが、動物が苦手な人もいるかもしれません。
ペットの写真なども、喜びを共有できる相手に送りましょう。
年賀状のデザインは、プライベート用とお仕事用などいくつか別のデザインのものを準備した方が良さそうです。
年賀状のNGは他にも
賀詞(がし)の重複と選び方
賀詞(がし)とは、年賀状の最初に書くお祝いの言葉です。
送る相手によって使う賀詞を選びましょう。
『福』や『賀』などの1文字の賀詞や、『賀正』や『迎春』などの2文字の賀詞は友人や目下の人には使います。
上司や先生などの目上の人には『謹賀新年』や『恭賀新年』などの4文字の賀詞を使いましょう。
また、『謹んで新年のお慶び申し上げます』や『謹んで新春のお慶び申し上げます』など賀詞がいいです。
『明けましておめでとうございます』や『新年おめでとうございます』は相手がどのような場合でも使えます。
『HAPPY NEW YEAR』はどの相手でも使えるとされているところもありますが、目上の人やお仕事関係の方への年賀状には使わず親しい間柄の人に使うのがいいでしょう。
ちなみに『A HAPPY NEW YEAR』は海外でクリスマスカードに書く『良いお年を』という意味になるので、気をつけてください。
また、デザインに『賀正』と入っているのに、メッセージに『明けましておめでとうございます』と書いてしまったりするのもNGです。
送る人を考えて賀詞を選び、1枚の年賀状に2つ以上賀詞が入らないようの気を付けましょう。
『1月1日元旦』など意味が同じものを書いてしまったりすることもNGです。
『元日』は1年の初めの日のことで、『元旦』は1月1日の朝の事なので、『元旦』もしくは『元日』と書いてあれば、日付けは必要ありません。
また、『新年明けましておめでとうございます』は一説には正しい使い方とされていますが、一般的には重複した使い方だとされているので、『明けましておめでとうございます』もしくは『新年おめでとうございます』がいいでしょう。
年賀状に句読点はNG
句読点は文章を区切るったり終わりを表すのに使います。
年賀状、結婚式の招待状、表彰状などのめでたい文章には、『切る』や『終わる』などを連想させる句読点「、」「。」は付けないのがマナーです。
読みにくく感じそうな場合には、句読点が入る場所に空白をいれて、文章と文章の間を少し空けたり開業をうまく使って読みやすく書きましょう。
年賀状に修正ペンを使うのはNG
年賀状を書く際に、間違えてしまった部分を修正ペンで消すのは非常に失礼です。
間違えてしまったら、新しい年賀状で最初から書き直しましょう。
書き損じたハガキは郵便で1枚につき5円(2021年11月現在)払うと新しいものと交換してもらえます。
年賀状に『忌み言葉言葉』はNG
『忌み言葉』とは、年賀状などのおめでたい文章に使ってはいけない縁起の悪い言葉です。
『忌み言葉には』には、死ぬ、別れる、絶える、弱る、朽ちる、離れる、消える、失う、去る、衰えるなどがあります。
年賀状というおめでたいものにわざわざそのような言葉を選ぶことはしないと思いますが、「去る」という字はうっかり使ってしまわないように注意が必要です。
「去年」は普段から私たちがよく使う言葉なのでうっかり使いがちですが、年賀状では「昨年」や「旧年中」など使うようにしましょう。
年賀状に返事を出さないのはNG
年賀状を出さなかった人や出し忘れてしまった人などから年賀状をもらったときに、返事を書かないことが一番失礼なこと。
年賀状を出さなかった人から年賀状が届いたら、松の内(1月7日まで)に相手に届くように返事を出しましょう。
喪中などで年賀状を出せない場合や、松の内を過ぎてしまう場合は、「寒中見舞い」を出しましょう。
まとめ
年賀状のNGデザインをはじめ、NGポイントをまとめました。
送る年賀状によって相手に与える印象も変わります。
送る相手を思いやる年賀状で楽しく新しい年を始めましょう。