近年、年始の挨拶はSNSやメールなどが主流になりつつありますが、まだまだ年賀状の文化は残していきたいですよね。
そのような時代だからこそ、ビジネスにおいては、心のこもった年賀状を出すことで相手の印象に残りやすくなるのではないでしょうか?
そんな大事なことだからこそ、失礼があっては悪い印象か付きかねません。
ビジネスでの年賀状のマナーで気にするのが宛名の書き方です。
毎回気にして、調べてしまうので毎度時間がかかります。
そこで今回は、ビジネス年賀状のマナーの宛名の書き方をまとめました。
ビジネス年賀状のマナー宛名編
はじめに、年賀状は縦書きが基本です。
近年は横書きも多いですが、よほど仲のいい友人でない限り、宛名は基本的な縦書きで書いた方が印象が良いでしょう。
縦書きの場合数字は漢数字でも算用数字でもどちらでも間違いはないそうです。
送る相手が目上の方だと気になると思うので、漢数字で書く場合には1が続いたりわかりにくいときには十を間に入れるなどして、配達員が間違いにくくなるような工夫をしましょう。
1、2、3の数字が多い場合には漢数字はかえってわかりにくくなるので、数字にしておいた方が間違えにくいこともあります。
漢数字を選んでおいて悪い印象はないですが、数字がわかりにくい場合には算用数字を使ってが間違いがない方がいいかもしれません。
ビジネス年賀状の住所
取引先の住所や目上の方のお住まいがた都道府県の場合は都道府県から省略せずに書きます。
郵便番号の一番右の枠に文字の右側を揃えて書くときれいに見えます。
住所が長くなる場合には区切りのいいところから次の行にはじめを下に少しずらして描いていきます。
相手の会社名は略さずに「株式会社」、「有限会社」などもきちんと入れて書きましょう。
ビジネス年賀状の宛名
送る相手が役職があることも当然あるかと思います。
役職名は敬称と同じなので、送る相手に付ける場合には「様」を付けてしまうことは二重敬語になり、日本語としてはおかしな感じになります
「様」つける場合には「役職名」「お名前」「様」のように付けるといいでしょう。
例
【NG】株式会社○○営業部田中太郎部長様
【OK】株式会社○○営業部田中太郎部長
【OK】株式会社○○営業部部長田中太郎様
役職名は少し小さめに書き、行を変え、名前が大きくなるように書きます。
送り先の会社に送りたい人が何名かいる場合には連名にせず、一人ずつ送りましょう。
連名にすると年賀状の管理に困ってしまうためです。
また、会社全体や、部署全体に送る場合には「御中」としましょう。
個人宛に場合には「御中」を付ける必要ありません。
まとめ
どれだけ年賀状メッセージや絵柄にこだわっても、宛名で失礼があってはいけません。
また、おかしな年賀状を送ってしまったことで、取引先からの印象が悪くなるも残念ですよね。
失礼のないように気を付けて年賀状を送ることで、よりビジネスが円滑に進むようにしたいですね。