2021年11月22日にメジャーリーグのエンゼルスの大谷翔平選手(27)が国民栄誉賞の打診を辞退したことがわかりました。
理由は『まだ早いので、今回は辞退させていただきたい。』とのこと。
このほかにも、イチローさんは『人生の幕を下ろしたときにいただけるように励みたい』と計4回辞退しています。
福本豊さんの名言として国民栄誉賞を辞退の驚くべき理由が残されています。
福本豊さんの名言として残されている国民栄誉賞辞退の理由とは何だったのでしょうか?
福本豊の名言!国民栄誉賞辞退の理由とは?
福本豊のプロフィールと盗塁記録
- 名前:福本豊(ふくもと ゆたか)
- 生年月日:1947年11月7日(74歳)
- 出身:大阪府大阪市生野区
- ポジション:外野手
- 高校:大鉄高校
- 社会人:松下電器
- プロ野球:阪急ブレーブス
社会人野球1年目の1966年から外野手レギュラーを獲得。
社会人3年目の1968年には第39回都市対抗野球大会に出場し活躍する。
同年ドラフト会議で、阪急ブレーブスに7位指名を受け入団。
1年目の1969年から一軍出場し、同年4月13日の試合で初盗塁を記録しましたが、その後は二軍で過ごすことが多かったそう。
1970年からレギュラーに定着し、同年75盗塁を記録し初の盗塁王を獲得。
1972年には日本プロ野球唯一の3桁で、達成当時のMLB記録の104盗塁を破る106盗塁を記録し、史上初となる盗塁王とMVPのダブル受賞を果たします。
1977年に通算最多盗塁の日本記録である596個を更新し、1982年までの13年連続で盗塁王を獲得しました。
1983年6月3日の対西武ライオンズ戦で盗塁を決め当時ルー・ブロックが持っていたMLB記録を上回る通算939盗塁を記録。
その後の1984年8月7日に1000盗塁を達成し、その後は1065盗塁まで記録を伸ばしました。
国民栄誉賞辞退の経緯
1983年に当時のMLB記録を上回る通算939盗塁を記録した功績などがたたえられ中曽根康弘首相から国民栄誉賞が打診されました。
しかし、当時の福本豊さんは『そんなもんもらったら、立ちションベンできなくなる。』という理由で国民栄誉賞を辞退されています。
初めて聞いたときは笑っていしまいましたが、もし令和のこの時代にこのような発言をしたら炎上は免れません。
しかし、この発言は福本豊さんのキャラクターがあってこそ許され、当時の国民の皆もその言葉から彼の嬉しさや、気恥ずかしさや、謙虚さをくみ取っていたのでしょう。
1983年に当時のMLB通算盗塁記録を上回った際に日本政府から国民栄誉賞授与を打診されたが辞退した福本氏。辞退の決断について
「自分の行動に自信ないですってすぐ言いました。絶対無理って。ごめんなさいって言いました」
(賞をもらったら)「常に見られて大きなリュックサックを背負って毎日歩くのはそんなん無理や」
「煙草吸うでしょ。パチンコするでしょ。麻雀するでしょ。見本にならなあかんから無理」
「(今でも辞退は正しかったと)思ってます」 と語った。
後のインタビューでは、模範となるような行動をする自信がなく、受賞者として見られることの息苦しさを考えると国民栄誉賞を辞退してよかったと語っています。
「立ちションベンができない」の言葉にはこのような思いが込められえていたんですね…
『立ちション』がトレンド入り
大谷翔平選手のニュースとともに、「立ちション」が一時トレンド入りしました。
国民栄誉賞辞退した野球選手
大谷翔平「まだもらう時期ではないのでお断りします」
イチロー「人生の幕を下ろしたときにいただけるようになりたいのでお断りします」
福本豊「そんなもん貰ったら立ちションできないのでお断りします」
— Vやねんちゃん (@GoblinSmithy) November 22, 2021
実は国民栄誉賞を辞退してる人ってかなりレアで、遺族でなく本人が辞退したというのは三人しかいません。
イチロー
福本豊
大谷翔平←NEW全員野球選手ww
福本氏の「(国民栄誉賞なんてもらったら)立ちションもできへんなる」はあまりに有名。— オオタニサンをそっと見守るbot@イツ (@ooootani_sannnn) November 22, 2021
福本豊さんの『そんなもんもらったら、立ちションベンできなくなる。』名言として語り継がれているようです。
福本豊の現在は?
福本豊さんは現役引退後プロ野球の球団のコーチや、テレビや雑誌の解説や評論家として活動されているほか、2002年には野球殿堂入りをされ、2006年には阪南大学の野球部特別コーチとして活動されたいました。
また2007年には第5回グッドエイジャー賞を受賞され、野球以外では、ベースボールバーのオーナーとして計3店舗を経営されています。
2020年にはYouTubeチャンネルをスタートさせています。
福本豊さんのYouTubeチャンネルでは、野球の指導法や、現役時代の事を詳しくお話しされています。
まとめ
福本豊さんが残した名言『立ちションができない』は、一見ふざけているように思いますが、国民栄誉賞を重く受け止めていたからこそ出た言葉でした。
これからも国民栄誉賞の辞退者が出るたびにこの言葉が思い出され、話題となることでしょう。