近年、年始の挨拶はSNSやメールなどが主流になりつつあります.
そのような時代だからこそ、ビジネスにおいては、心のこもった年賀状を出すことで相手の印象に残りやすくなるのではないでしょうか?
そんな大事なことだからこそ、失礼があっては悪い印象か付きかねません。
ビジネスでの年賀状のマナーではどのようなデザインが適しているのでしょうか?
複数のデザインを準備するのは面倒だからと友人や親戚と同じものにしてしまってはいないでしょうか?
そこで今回は、ビジネス年賀状のマナーとしてどのようなデザインがいいのか調べました。
ビジネス年賀状のマナー デザイン編
ビジネス年賀状のデザイン
年賀状のNGデザインでもご紹介したように、家族や子供の写真の年賀状を取引先や職場の上司などの目上の人に送るのはやめておきましょう。
取引先や上司との関係性にもよりますが、相手にとって興味がなかったり、失礼だと感じさせてしまう恐れがあるからです。
プライベートでも家族ぐるみの付き合いがあるのなら別ですが、そうでもない限りは別のデザインのもの準備しましょう。
デザインはかわいらしいものやポップなものを避け落ち着いたデザインのものにしましょう。
ビジネス年賀状の賀詞は
ビジネスで送る年賀状ですので、内容に失礼があってはいけません。
ここで、賀詞(お祝いの言葉)の選び方です。
目上の人や取引先に送る年賀状の賀詞は「謹賀新年」、「恭賀新年」などの4文字以上の賀詞にしましょう。
「謹んで新年のお慶び申し上げます」「明けましておめでとうございます」などでもOKです。
「福」「賀」などの1文字の賀詞や、「賀正」「迎春」などの2文字の賀詞は友人や目下の人に使う賀詞なので選ばないように気を付けてください。
「HAPPY NEW YEAR」も業種によっては使うこともあるかもしれませんがカジュアルな印象になるのでビジネスの場では避けた方が無難です。
ビジネス年賀状のメッセージ
お祝いのメッセージには句読点「、」「。」はつけないのがマナーです。
普段はつける習慣があると思うので、気を付けて書きましょう。
縁起の悪い「忌み言葉」を使わないよう気を付けて書きましょう。
「忌み言葉」とは、「去る」「衰える」「破れる」「倒れる」「枯れる」など、あまり良い印象を与えない、縁起の悪い言葉は避けるべきです。
お祝いの文章にこのような言葉をわざわざ使うこともないかと思いますが普段使う「去年」はうっかり使わないように気を付けて!
「去年」の代わりに「昨年」「旧年中」を使います。
年賀状のデザインに印刷されている賀詞やメッセージに加え、送る相手に合うような一言を書きましょう。
1枚の年賀状の中に2つ以上賀詞が入ることもNGなので、デザインに賀詞が印刷されていたら、添え書きに「あけましておめでとう」などと書いてはいけません。
【取引先への一言添え書き例】
- 本年もお力添えのほどよろしくお願い致します
- 本年も皆様のお役に立てるよう 一層の努力をもってご厚情にお応えしてまいります
- 本年も変らぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
- 本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます
- 本年もサービスの向上に専念してまいりますので 今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます
- ご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
- 御社のますますのご発展を祈念させていただきます
- 社員一同さらなる努力をもって 皆様のお役に立てるよう頑張る所存です
などがあります。
ビジネス年賀状はいつまでに送る?
年賀状は元日までに届くように出しましょう。
12月15日から25日までの間に投函すれば元日に届きます。
遅くても松の内(1月1日から7日)に届くようにしましょう。
松の内を過ぎてしまいそうなら、寒中見舞いを出しましょう。
返事をしないことは失礼になりますので、いただいた年賀状の返事は必ず出してください。
まとめ
ビジネス年賀状はデザイン、賀詞、文章に気を付けて失礼のないようにしたいですね。
取引先やお客様との関係がよりよくなるような心のこもった年賀状を出しましょう。