タイヤの窒素ガス充填は意味がない?ほんとに必要?

生活

ある日タイヤの空気圧を給油ついでに見てもらおうとしたところ、「窒素が入っていますがどうしますか?」と聞かれました。

何のことかわからず夫に聞くとタイヤを買い替えた際に窒素ガスを入れてもらったというのです。

さっぱり何のことかわからず、調べてみると、「タイヤの窒素ガス充填は意味がない」や「必要ない」などの言葉が出てきたので、タイヤの窒素ガス充填をしてしまったことに不安を覚えてきました。

今回はタイヤの窒素ガス充填の意味がないのか、必要なのか調べてみました。

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タイヤの窒素ガス充填は意味がない?本当に必要?

結論から言うと意味がないなんてことはありません。

タイヤ窒素ガス充填とはタイヤの中に入れる気体を空気にするのか窒素にするのかの違いです。

もともとタイヤの窒素ガス充填は航空機やカーレースで行われていて、一般の自動車でも行われるようになりました。

窒素の特徴や作業の内容から窒素ガス充填のメリットとデメリットをまとめました。

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窒素ガス充填のメリット4つ

窒素の特徴と空気を充填した時とのちがいからメリットを4つ挙げます。

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窒素ガス充填のメリット①空気圧が減りにくい

空気中に含まれる酸素は自然と少しずつゴムの間から漏れ出てしまいます。

窒素ガスは酸素に比べるとゴムの透過率が低いため空気圧が減りにくくなります。

空気圧のヘリの原因はタイヤのゴムからすり抜けるだけではなく、タイヤとホイールの隙間やバルブから空気が漏れ出ることもあるので窒素ガスを入れたからと言って完全に空気圧の減りをなくすことは難しいですが、普通の空気に比べると、窒素ガスにしておくことで空気圧の減りを遅くできます。

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窒素ガス充填のメリット②空気圧の安定

一般的な空気には水蒸気などの水分が含まれています。

このことにより気温差によって体積に変動が起こります。

一方、窒素ガスは空気に含まれる水分が少ないた温度差の影響を受けにくい性質があります。

①と②によってタイヤの空気圧が一定かつ減りにくいため燃費の向上につながります。

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窒素ガス充填のメリット③タイヤの寿命を長くする

タイヤのゴムやホイールの金属は水分や酸素などによって参加するため、一般できな空気を入れることにより劣化しやすくなります。

それを、酸素を含んでおらず、気体中の水分も少ない窒素ガスにしておくことによりタイヤの劣化を防ぐことができます。

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窒素ガス充填のメリット④事故が起きた時の被害を少なくする

一般的なタイヤの空気は窒素が約78%、酸素が約21%、残りは二酸化炭素、水素などの気体や水蒸気で構成されています。

窒素ガスは可燃性がない気体なので事故が起きた際に発火する危険性がありません。

空気を充填したタイヤで事故が起こった際には発火を助長させる危険性も高いため、窒素ガス充填には事故の危険性を少なくする効果も期待できます。

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窒素ガス充填によるデメリット2つ

タイヤに窒素ガス充填する際のデメリットを2つ挙げます。

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窒素ガス充填のデメリット①コストがかかる

普通の空気圧の点検には費用がかからないことがほとんどですが、窒素ガス充填には費用が掛かります。

店舗によって金額は異なると思いますが、1本500円で4本で2000円かかるのが相場のようです。

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窒素ガス充填のデメリット②手間がかかる

普通の空気圧チェックはほとんどの場合が無料でガソリンを入れる次いでなどに気軽に入れることができます。

しかし、窒素ガス充填は設備が整っている整備工場やカー用品店に持ち込む必要があり手間がかかります。

店舗によっては作業の予約も必要だったりするかと思うので、煩わしいと感じる人もいるかと思います。

窒素ガス充填をした後に普通の空気を入れても問題はありませんが、窒素ガスの成分少なくなってい行くためその効果は少なくなっていきます。

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窒素ガス充填は必要?

費用や手間はかかりますが、窒素ガス充填をしておいた方が経済効果は見込まれるようです。

タイヤの劣化を防いだり、燃費をよくする効果が期待できるので車によく車に乗る人にとっては長い目で見ればやっておいた方がいいでしょう。

気温差の影響を受けにくいことから、寒暖差の激しい地域に住んでいる人にとってはうれしいですが、そうでなければ通常とあまり変わらないのかもしれません。

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まとめ

窒素ガス充填を初めて聞きましたが、調べてみてみるとさまざまな効果がありました。

窒素ガス充填には手間とコストがかかりますが、長い目で見ればやっておいて損はないかと思います。

もし窒素ガス充填について迷っていたら、窒素ガス設備の整っている整備工場やカー用品店に相談してみるといいでしょう。

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