ネイル好きなんだけど、『ネイルサロンに行っているお金も時間もないよ!』という方や細かい作業が好きな方はセルフでネイルされている方も多いですよね。
ネイルサロンでのジェルネイルとセルフのジェルネイルの違いには、デザインや、パーツの多さ、カラーの豊富さ、仕上がりなど違いはありますが、一番の違いは持ちの良さかと思います。
セルフでジェルされている方からよく、『自分でやると1週間しか持たないんですよ~、どうしたらいいですか?』と聞かれることがあります。
そこで、今回はセルフジェルネイルで持ちを良くする工夫をご紹介します。
セルフジェルネイルで持ちをよくするには?
ネイルサロンではお客様のお爪に合わせて様々な対策をとって持ちの良さを向上させています。
例えば、サロンではプロ仕様の持ちがいいジェルを選んで使っていますし、お客様のお爪に合わせた多くのメーカーのジェルを取り寄せ組み合わせて試行錯誤しながら使っています。
セルフジェルネイルでは、持ちが悪かったからと言って、様々なジェルを取り寄せて使うことは難しく、購入したジェルネイルキットの中に入っているジェルを使う場合がほとんどではないでしょうか。
ですから、今回は手持ちの道具を使ってできそうな工夫をご紹介します。
ジェルネイルで持ちが悪くなる原因とその対策
まず、ジェルネイルで持ちが悪くなる原因として考えられるのが、
- 傷入れ不足
- ケア不足
- 油分や水分やほこりが爪の表面に残っている
- ジェルがキレイに塗れていない
- ジェルの硬化不足
などが挙げられます。
傷入れ不足
多くの一般的なジェルは爪の表面についた傷にしみこんで固まりで、引っ掛かりができることで定着しています。
表面がつるつるしている面に塗布すると引っ掛かりがなく『ぺらっ』とめくれてとれやすくなります。
対策
下準備で、爪の表面にまんべんなく傷を入れましょう。
方法としては150G~180Gの目の粗さのスポンジファイルでまんべんなく傷を入れる程度で十分です。
傷は入れすぎると爪が薄くなってしまうので、あくまで表面に傷がつく程度で大丈夫なので、やりすぎには注意しましょう。
ケア不足
ジェルネイルは爪の表面に密着して固まっているのでくっついている状態を保っています。
ですから、爪とジェルの間に異物がある取れやすくなります。
爪の新しく生えてきた根元の部分の表面には、必ず角質(甘皮)が付いていて、その角質の上からジェルネイルを塗布すると、角質の部分に乗せたジェルは、簡単に角質と一緒にはがれてしまいます。
根元からジェルネイルがはがれるのはこれが原因の場合がほとんど。
対策
下準備として甘皮をケアしましょう。
もし持っていたらストーンプッシャー(セラミックプッシャー)を爪の根元近くの表面に当て、軽い力で爪の根元に向かって滑らせます。
強いちからで行うと爪が痛むので気を付けましょう。
ストーンプッシャーを持っていない場合は傷入れの際にファイルやエメリーボードで同じようにしていただくと甘皮がとれます。
時間に余裕のある方はお湯に指を浸けて、爪周りの皮膚をふやかしてから、ウッドスティックなどで押しあげるときれいに取れるので、仕上がりもよりキレイになりますよ。
油分や水分やほこりが爪の表面に残っている
爪とジェルの間に異物があると密着が悪くなり、取れやすくなることはケアの部分でもお伝えしました。
角質以外にも、水分や油分、ほこりなどの異物があると取れる原因になります。
ご自身でジェルネイルをされる方は、きっと美意識が高いので、普段からハンドクリームなどで保湿に努めていらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ジェルを付ける際にハンドクリームを塗っていると、その油分がジェルの持ちを悪化させる原因になるのです。
対策
下準備が終わったら石鹸できれいに手を洗い、きれいに水分をふき取ります。
そのあと、爪の表面を毛羽の出ないキッチンペーパーのようなものを使いジェルクリーナーで表面の水分や、油分、ほこりなどをふき取り、ようやくジェルを塗ります。
ジェルを塗り終わるまでは、爪の表面に触れて油分を付けてしまわないように気を付けましょう。
ジェルがキレイに塗れていない
ジェルが爪の表面だけでなく、爪周りの皮膚についていたり、塗れていない部分があるとそこから取れやすくなります。
対策
塗っている最中に流れてしまって皮膚についてしまったら、ついてしまった部分をウッドスティックで拭って、とってから硬化しましょう。
先端などは特に塗り忘れしやすい部分なので、筆の先端で爪の先端を触れるようにして、ベース、カラー、トップのジェルすべての場合に行っていくと先端もジェルで覆うことができます。
ジェルの硬化不足
ネイルサロンで使うジェルネイルを硬化するライトは、必ずジェルを硬化するのに必要な光の強さのものを選んで用意しています。
しかし、セルフ用のジェルネイルキットのライトはコンパクトで手軽なものもあったりして、光の強さが足りてない可能性もあります。
ジェルは本来、完全に硬化してその強度が出るようになっているため、硬化不足では強度が落ちるため持ちに影響します。
対策
1度にたくさんのジェルを塗ると中の表面のみが固まり、中は柔らかい状態になることもあります。
薄く2回に分けて塗り、すべての指の2度塗りが終わったら、LEDライトなら1分、UVライトなら3分ほど入れて硬化するといいでしょう。
これを、ベース、カラー、トップのジェルすべてで行います。
完全硬化に必要な時間は、ライトの強さや、ジェルによってそれぞれ違いますが大方この時間で大丈夫かと思います。
セルフジェルネイルの持ちをよくする日常生活での工夫3つ
これは、ネイルサロンでジェルネイルされる方も、よくネイリストさんに注意されることか思いますが、
- 爪の先端を使わない
- 水に長く浸かるようなことをしない
- 爪の保湿をする
などに気を付けるといいかと思います。
爪の先端を使わない
爪の先端でシールをはがしたり、爪を立ててシャンプーしたりすると、先端からジェルがはがれやすくなります。
シーツをはがすときには定規や、ヘラのようなものを使ったり、シャンプーは指のはらで洗いましょう。
爪が長く気になる方はシャンプーブラシなど使ってみるのもいいですよ。
水に長く浸かるようなことをしない
水に長いこと浸かるとジェルが硬いままなのに、爪はふやけて柔らかくなります。
そこに力がかかるとジェルと爪が離れやすくなります。
日常生活する程度では気にすることはないかと思いますが、水仕事よくする方、長時間お風呂に浸かる方、岩盤浴によく行かれる方などは浮きやすいかと思います。
長風呂や岩盤浴が好きな方は、それを止めてとは言えないので、そこは、取れやすいとご承知いただいて…
水仕事をする際にはゴム手袋など使用して、水になるべく触れないようにするといいかと思います。
ただし、手袋をはめっぱなしで蒸れると、その蒸れた状態も取れやすくなるので、水仕事以外は外して通気性良くしてくださいね。
爪の保湿をする
爪が乾燥すると状態も悪くなるため、持ちが悪くなります。
ネイルオイルやハンドクリームで保湿していただくと、爪の状態が良くなり、持ちもよくなりますし、手がきれいに!!
爪育用のエッセンスみたいなものもおすすめです!
まとめ
今回はセルフジェルネイルで持ちを良くするための工夫をご紹介しました。
すべてを気を付けるのはなかなか難しいかと思いますので、できることを取り入れていっていただけると、持ちもよくなっていくかと思います。
持ちがよくなることで、少しでも『ネイルが楽しい♪』と思っていただければ嬉しいです。